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足を速くするためには柔軟な足が必要|スポーツパフォーマンスの向上は熊本TASK

足を速くするためには柔軟な足が必要|スポーツパフォーマンスの向上は熊本TASK

足の速さと足部の関係はバネを利用するため固めることが大事だと言われていますが

スタートダッシュ後の初速において、加速していく際に大事なのは足の柔軟さです。

陸上やサッカー、バスケなど足が速くなりたいという選手は多くいると思います。

特に初速の速さはどの競技においても重要となります。

足は28個もの骨の組み合わせでできており、地面と唯一接する場所です。

そのため、足の機能はパフォーマンスに直結し、足の速さにも大きな関係があります。

今回は、柔軟な足が初速スピードを高める理由と柔軟な足を作るための方法についてお伝えしたいと思います。

では、行きましょう!

 足首の硬さチェック

まず、足首の硬さをチェックしましょう。

足首の硬さをみるための最も簡単な方法は、踵をついた状態でしゃがみ込むことです。

3段階で評価していきます。

どの評価も腕は脚を抱えるようにしてください。

①:踵を地面につけてしゃがみ込む

  つま先は開いても構いません。

②:つま先を真っ直ぐにしてしゃがみ込む

③:両足を閉じた状態でしゃがみ込み

できる限り、③まで行えた方がよいですが、陸上競技など直線的な動きがメインの競技では②までできれば最低限のラインです。

サッカーやバスケなど対人競技かつ多方向への移動を伴う競技では、③まで行えなければパフォーマンスを下げるだけでなく、ケガの要因となりますのでしっかりとしゃがみ込める必要があります。

 柔軟な足が初速を高める理由

速く走るためには、足の剛性を高め地面からの反力を身体重心に届けることが重要となります。

しかし、初速の際は、足を固め地面からの反力を受けること以上に、地面との接触面積を高め地面をより長く押す力の方がが重要となります

下記動画を見て下さい。

11分30秒あたりからアサファ・パウエル選手とタイソン・ゲイ選手の足の設置の違いについて流れます。

パウエル選手は柔軟な足によって、足底の接地面が広くなっているため、体を長い時間押し進める力が働いています。

それに対しゲイ選手はつま先のみの接地となり、パウエル選手と比べると初速時の加速力は低下しています。

このことは、スタートから加速期の局面において大きな差となり、実際にスタートから10m地点まではパウエル選手の方がゲイ選手より速く通過しています。

このように、初速での足の機能は、硬い足に比べ柔軟な足の方が必要となります。

これは、陸上に限ったことではなく、初速の重要性が高いサッカーやバスケ、ラクビーなど多くの競技に該当します。

 柔軟な足をつくる方法

では、実際に柔軟な足をつくる方法について紹介します。

 ふくらはぎのマッサージ

スネでふくらはぎをほぐします。

アキレス腱から膝の裏付近まで全体的にほぐしましょう。

強くする必要はありませんが、痛いと感じるところほど念入りに行います。

 アキレス腱ストレッチ

片足は正座し、片足は立てる。

踵を浮かした状態からゆっくりと踵を地面に近づけていくとアキレス腱が伸ばされます。

この時の注意点は、必ずつま先と踵が真っ直ぐになっていることです。

 前足部の柔軟

足の指の間に手の指を挟み込んでいきます。

足の内側の出っ張った骨(舟状骨)をもう片方の手で押さえ、前足部を捻っていきます。

 まとめ

今回は足部の柔軟さと、初速の関係についてお伝えしました。

足が速くなりたい選手は、腿やお尻の大きな筋肉を鍛えるだけでなく、足にも注目して見てください。

多くの選手に伸びしろとしての残されていると思います。

また、足部の柔軟さは、初速だけでなくケガ予防のためにも重要です。

特に足首が硬くなると膝のケガのリスクはかなり高くなります。

スポーツを全力でしたいのであれば、最低限つま先を真っ直ぐにした状態でしゃがめるようになって下さい。

では、今回は以上になります。

スポーツパフォーマンスを高めたい方、気軽にご予約・ご相談してください。