あぐらがかけない、股関節が痛い|もしかしたら関節の軸がズレているかも?股関節におこる問題の原因
- 股関節が痛む
- 安静にしてもよくならない
- 整骨院や病院にいっても治らない
- あぐらがかけない
- あぐらをかくと鼡径部が痛む
- 脚が開けない
といった症状をお持ちではないでしょうか。
最近、股関節の痛みや硬さの相談をよく受けます。
股関節は先天的なものや幼少期の影響による臼蓋不全など、関節構造の影響もあるため原因は様々であり、これをしておけば良くなるというようなものはなかなかありません。
しかし、私のところに来る方は、臼蓋不全などの関節構造自体に問題があるないに関わらず、昔は痛みや硬さを感じなかったのに、今はそれらの症状があるといった方。
つまり、加齢など何らかの影響によって、筋力や可動域が低下し症状が出現しているという共通点があります。
加齢といっても筋力や可動域は運動をしていなければ若い方でも低下してくるので、対象は広いです。
そして、そのような場合は手術をしなくとも治る可能性が高い傾向にあります。
ということで、今回は股関節について、書いていきます。
目次
股関節の構造
股関節は骨盤と大腿骨を繋ぐ関節です。
骨盤側は臼蓋といって、凹型を
大腿骨側は骨頭といって、凸型をしており関節がはまり込む形となっています。
股関節は球関節に分類され、非常に自由度の高い構造であるとともに比較的安定性もよい関節です。
しかし、加齢に伴い可動域は減少し、股関節周りの筋力も低下するため安定性も低下し、結果的に関節への負担が増していきます。
また、画像のように股関節の前方は骨に覆われている面積が少なく、前方は不安定な状態へなりやすい構造となっています。
痛みの原因
股関節は自由度が高い関節であるとともに、体を支えるという機能を有している必要があります。
しかし、加齢により関節周りの筋肉が硬くなり可動域が減少したり、筋力が低下することで股関節の機能は失われていきます。
そして、最も問題となってくるのが、筋肉の短縮により骨頭求心位が保てなくなることです。
求心位が保てないということは、股関節を動かす際の関節軸がズレた状態になっているということです。
起こりやすい例として
お尻の筋肉が硬くなることにより、股関節軸が前方に偏位した状態で関節を動かすようになります。
この影響により股関節を曲げる際(膝をお腹に近づけるなど)、前方の組織を挟み込んでしまい、鼡径部に痛みが生じることがよくあります。
さらに、痛みがある状態で無理やり動かしたりストレッチをしようとすると、組織損傷や炎症により他の動作でも痛みが生じるようになります。
また、この現象は股関節インナーマッスルの筋力低下など他の要因によっても引き起こされます。
これが加齢によって股関節痛が出現する多くの原因です。
股関節痛と姿勢
続いては、股関節痛と姿勢の関係性についてです。
当然ながら姿勢が悪くなると股関節の痛みはひどくなります。
なぜかというと股関節は体重を支えている関節だからです。
画像のように、重心線に対して骨盤が前方に位置していると股関節には剪断力が加わります。
そのため、姿勢がわるいと股関節へのストレスが増加することになります。
股関節の痛みがある人は姿勢も注意していく必要があります。
股関節痛を改善するために
上記で説明したように、関節軸のズレや不良姿勢により、股関節痛は発生します。
つまり、これらの問題を解決すれば、痛みは緩和されるということになります。
関節軸がどの筋肉の影響でズレているかを見極めるには専門家の知識が必要となります。
なので、これをやれば治るといった万能なストレッチなどはありません。
原因を突き止めその原因に対してアプローチする必要があります。
姿勢については、自身で行えるエクササイズもありますが、長くなるため次回まとめていきたいと思います。
このブログを読んでる方で股関節の硬さ、痛みでお悩みの方は一度ご相談に来てください。
効果を感じなければ全額返金いたします。
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