猫背は自分で治せる!猫背を改善するストレッチ・トレーニング|猫前改善なら熊本TASK
子供から大人まで姿勢の悩みで多いのが猫背。
猫背は見た目がだらしなく見えるだけでなく、体の凝りや痛み、酷くなると腕の痺れにも繋がってきます。
そして、スポーツパフォーマンスとも大きな関係があり、猫背は間違いなくパフォーマンスを低下させます。
トップアスリートで猫背の選手はいないですよね。
これを読んで今日から猫背を改善して行きましょう!
目次
猫背とは
引用:プロメテウス解剖学アトラス
人の背骨はS字の彎曲をしていると、聞いたことがあると思います。
背骨は上から頚椎・胸椎・腰椎の順で分類されており
頚椎と腰椎は前弯といって反る形状をしています。
胸椎は反対に後弯といって丸まる形状をしています。
その中でも猫背は、この胸椎部分の丸みが強くなった姿勢をいいます。
猫背になる原因
背骨の硬さ
猫背で長い時間を過ごしていると、背骨が徐々に固まってきます。
特に胸椎が丸まったまま固まると、いくら筋力を鍛えても改善は難しくなります。
胸椎の柔軟性低下は猫背の大きな原因です。
背骨を反る筋力低下
もう一つの原因となるのが、背骨を反る筋力の低下です。
猫背の人は「背筋を鍛えましょう」と言われますよね。
背筋の中でも大事なのは胸椎を反るための筋肉である上部脊柱起立筋という筋肉です。
プロメテウス解剖学アトラスより引用・一部改変
上図のオレンジの丸で囲った部分が脊柱起立筋の上部になります。
胸椎はみぞおちから上の背骨になるので、そこを反るための背筋です。
猫背を改善させるためにはこの筋肉が最も重要になります。
しかし、ほとんどの人がこの筋肉の力の入れ方がわからないという状態です。
猫背を作りやすい日頃の動作
- 長時間の勉強
- 長時間のデスクワーク
- スマホの見過ぎ
- ソファーでくつろぐ
- 人をだめにするクッションを使う
- 座っていることが多い
- 屈んだ姿勢をよくとる
- 運動不足
などが挙げられます。
勉強やデスクワーク、スマホが悪いのではなく、悪い姿勢を長時間とることが問題となります。
そもそも、座っている姿勢が長いと正しく姿勢を保持することが難しくなるので、定期的に立ち上がることが大切です。
これらのことが原因で背骨の硬さや背筋の筋力低下を招きます。
猫背矯正ベルトはいいの?
結論からいうと矯正ベルトは使用しない方がいいです。
矯正ベルトは背骨や肩甲骨を固めることで見た目をよくしようとします。
人の体は、ロボットとは違い多様に動くために多くの関節で構成されています。
このことは、単にスムーズな動きを可能にするだけでなく、局所のストレスを減らし、凝りや痛みが生じないようにしています。
しかし、矯正ベルトを使用することは、この関節の機能を無くし、見た目だけをよくするということになり、後々凝りや痛みなどを招くことになります。
また、背骨の問題だけでなく、首や肩へのストレスも大きくなるため、矯正目的での使用は避けたほうがよいでしょう。
しかし、痛みや痺れでお医者さんから処方された時は着けても構いません。
猫背改善に必要なこと
猫背の改善に必要なことは、矯正ベルトではなく、ストレッチと筋トレです。
猫背の原因となる筋肉を伸ばし、胸椎の可動性を高める。
そして、猫背を予防する筋肉を鍛える。
この2つが重要となってきます。
では、猫背を改善するストレッチとトレーニングをご紹介していきましょう!
猫背を改善するストレッチ
大胸筋ストレッチ
大胸筋の柔軟性低下は巻き肩を助長し、胸が張りにくい姿勢となります。
ストレッチポールがあれば良いですが、ない場合はゴムボールやクッションを利用しましょう。
Cat Pose
Cat Poseは「猫が伸びる」ポーズのことです。
背骨の柔軟性を改善させるだけでなく、慣れてくると上部の脊柱起立筋に力を入れる感覚が身につきます。
猫背を改善するトレーニング
リバースプランク
大胸筋にストレッチをかけながら、肩甲骨を寄せる筋肉と上部の脊柱起立筋を鍛える筋トレになります。
できる方は、お尻まで持ち上げてキープしましょう。
胸を張る動作だけでも十分効果的です。
ウォールスクワット
スクワットは下半身の筋トレとして紹介されやすいですが、ここでは、上部の脊柱起立筋に意識を向けて下さい。
深くしゃがめなくとも肩甲骨あたりの背筋に力が入っていればOKです。
まとめ
猫背の原因から改善するためのストレッチ、トレーニングについて紹介しました。
この4つの運動を行うだけでも多くの方の猫背が改善されます。
運動が終わった後は自然と胸が張れる感覚があることでしょう。
運動前後に写真を撮って比較するのもいいと思います。
猫背でお困りの方是非行って見て下さい。
この運動を行ってもなかなか改善されない方や繰り返し行っても背筋の力の入れ方がわからない方は
非常に背骨が硬くなっていることや脚や骨盤からの影響で猫背になっていること、呼吸方法や腹圧のコントロールができていないなど、自分だけではなかなか治せない場合があります。
そのような場合は、是非ご連絡下さい。
必ず効果が実感ができると思います。