動き出しで差をつける!!抜重、膝抜きの方法|一瞬の動きを早く。
抜重、膝抜きという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
スポーツトレーナーがをしていて、監督やコーチなどからもちらほら聞くようになってきました。
サッカーやバスケのような直接的な対人競技では相手より早く動き出し、優位なポジションをとることや1歩または2歩目で相手をかわすなど、動き出しが相手との差をつける大きなポイントになります。
またネットを挟むような、バレーやテニスといった間接的な対人競技でも、瞬間的に動き出せることでボールへのアプローチが格段に良くなります。
ここでは、抜重、膝抜きについて簡単に解説していきたいと思います。
抜重、膝抜きの違い
抜重と膝抜きに大きな違いはありません。
抜重も膝抜きも表現の仕方の違いになります。
人は立っているときに膝を伸ばして立っています。この時、膝の力を瞬間的に抜く(膝抜き)ことで身体は一瞬浮き上がります。
この身体が一瞬浮き上がることを、体重が脚に乗っていない状態であることから、体重が脚から抜ける。つまり、抜重と表現されます。
抜重、膝抜きができるとなぜ早く動けるか
この理由については3つあります。
- 人は立っている時、重力に対してブレーキをかけて(抵抗して)立っています。つまり、膝が伸びているということは、ブレーキがかかっているので動き出しが遅くなります。そのため、膝を抜きブレーキを外すことで、動き出しに優位となります。
- 膝が抜けると脚に体重がかかっていない状態になるため、地面に引っ張られる重力加速度が身体には生じます。この重力加速度を動き出しの力に変換することで、さらに動き出しに優位となります。
- 最後は腸腰筋の働きになります。腸腰筋は立っている時は、脚を持ち上げるよう作用します。しかし、膝を抜く際には、筋肉のリバースアクションとして脚に身体が引き付けられるように作用します。そのため重力加速度の前に腸腰筋の作用による加速が生じます。
これらの理由により抜重、膝抜きができると素早い動きが可能となります。
抜重、膝抜きの練習方法
最も簡単な方法は子どもから大人まで誰でもできます。
やり方としては
立った状態で手を叩いたり、笛などを鳴らします。
この時、音が鳴ったら瞬時にしゃがむように指示を出します。
これが最も簡単な抜重、膝抜きの体験方法です。
これを片脚で行ったり、ランジ姿勢で行ったり難易度を調整していきます。
動画では筋トレと合わせて、おんぶした状態で抜重、膝抜きをしています。
しかし、ここで問題となるのが、重力加速度を真下だけでなく、左右前後あらゆる方向に作用させなければ、実際のスポーツ場面では活きてきません。
まとめ
今回は、膝抜き、抜重について解説していきました。
重力加速度を左右前後に働かせ、スポーツ場面に活かすには、また別のトレーニングが必要となります。
詳しく知りたい方は、是非トレーニングを受けにきて下さい。